トリッカーズのカントリーブーツ。
厚みのある革、存在感のあるソール、細かなブローギング。履き込むほど味わいが増していく、英国靴らしい雰囲気が魅力です。
今回ご紹介するのは、そんなトリッカーズのカントリーブーツにサイドジップを後付けするカスタム。
正面から見たレースアップブーツらしい姿はなるべく残しながら、普段の脱ぎ履きを楽にします。


かっこいいレースアップブーツほど、脱ぎ履きには時間がかかる
トリッカーズのカントリーブーツは、足首までしっかりと靴紐で締めて履くブーツです。
きちんと紐を締めたときのフィット感や佇まいは、このタイプのブーツならでは。
ただし、脱ぐときには何段か紐を緩め、履くときにはもう一度締め直す必要があります。
休日にゆっくり履くなら、それもブーツの楽しみのひとつ。
でも毎日のように履いたり、靴を脱ぐ機会の多い場所へ出掛けたりすると、少し面倒に感じることもあります。
そこで、ブーツの側面にファスナーを追加します。
靴紐は残したまま、ファスナーで脱ぎ履き
サイドジップ加工をしても、正面の靴紐をなくすわけではありません。
最初に自分の足に合うよう靴紐の締め具合を調整しておき、その後の脱ぎ履きはファスナーを使う、という方法です。
そのため、トリッカーズらしいレースアップのデザインと、靴紐によるフィット感を残すことができます。
正面から見ると普通のカントリーブーツ。
でも脱ぐときは、横のファスナーを開ける。
見た目は大きく変えず、使い勝手だけを変えるカスタムです。
トリッカーズでは「便利さ」だけでなく見た目も大切
レッドウィングやWESCOのようなワークブーツなら、ファスナーそのものをカスタムとして強く見せる仕上げも似合います。
一方、トリッカーズのカントリーブーツは、クラシックな英国靴らしい雰囲気も大きな魅力です。
そのため、サイドジップを取り付ける場合も、単に「開けば便利」というだけではなく、完成したときにブーツ全体の雰囲気を壊さないことが重要だと考えています。
革の色、既存の金具、ステッチなどを見ながら、ファスナーの色や取り付け方法を選びます。
ファスナーをなるべく目立たせない加工もできます
RADIANのサイドジップ加工では、取り付け方を大きく2種類から選べます。
オープン仕様
ファスナーが外から見える状態で取り付ける方法です。
引き手を操作しやすく、ファスナーそのものをデザインの一部として見せたい場合にも向いています。
クローズド仕様
革でファスナーを隠すように取り付ける方法です。
ファスナーの存在が目立ちにくいため、トリッカーズ本来のクラシックな見た目をなるべく残したい場合には相性の良い仕様です。
現在RADIAN名古屋店では、オープン仕様・クローズド仕様のどちらにも対応しています。
ファスナーの色もブーツに合わせて選べます
ファスナーは、金属部分とテープ部分の色を選べます。
金属部分
- シルバー
- ブラック
- ゴールド
- アンティークゴールド
ファスナーテープ
- ブラック
- 明るいブラウン
- ダークブラウン
例えば茶系のトリッカーズであれば、ブラウン系のテープにアンティークゴールドを合わせると、革の雰囲気に馴染みやすくなります。
黒いブーツならブラック系でまとめて、ファスナーを目立ちにくくすることもできます。
どの組み合わせが良いか分からない場合は、靴を見ながらご提案します。
サイドジップ加工で変わるのは「履くまでの時間」
サイドジップを付けても、トリッカーズの革やソール、履き込んだ表情が変わるわけではありません。
正面から見たときのレースアップブーツらしい姿も残ります。
大きく変わるのは、玄関でブーツを履くときと脱ぐときです。
毎回靴紐を大きく緩めなくても、ファスナーを開けば履き口を広げられます。
ほんの数分の違いかもしれませんが、普段使いではその数分が意外と大きかったりします。
気に入って買ったブーツなのに、「今日は脱ぎ履きが面倒だから別の靴にしよう」と出番が減ってしまう。
そんな一足を、もっと気軽に履けるようにするための加工です。
サイドジップ加工にはデメリットもあります
便利な加工ですが、サイドジップには大切な注意点があります。
ファスナーを後付けするためには、完成したブーツのアッパーへ切り込みを入れ、ファスナーを縫い付けます。
一度サイドジップ加工をすると、完全なオリジナル状態へ戻すことはできません。
特にトリッカーズは、長く履ける靴として楽しんでいる方も多く、オリジナルの仕様そのものを大切にしたい方もいると思います。
「オリジナル状態を残したい」のか、「自分がもっと使いやすい一足にしたい」のか。
その点も考えたうえで加工を選ぶのがおすすめです。
トリッカーズへのサイドジップ加工の料金・納期
トリッカーズのサイドジップ加工は、ブーツの丈や構造、ファスナーの取り付け方法によって加工内容が変わります。
そのため、料金については靴を確認したうえでお見積りしています。
納期の目安は通常約1か月です。
秋冬から春頃の繁忙期は、通常よりお時間をいただく場合があります。
正確な加工可否や費用を知りたい場合は、LINEから靴の写真をお送りください。
トリッカーズを「履くのが楽しみな靴」のままに
トリッカーズのカントリーブーツは、革の経年変化やしっかりした作りを楽しみながら、長く付き合っていける靴です。
だからこそ、脱ぎ履きの手間を理由に履く回数が減ってしまうのは少しもったいない。
サイドジップ加工なら、レースアップブーツとしての雰囲気は残しながら、日常での扱いやすさを加えることができます。
「気に入っているけれど、もう少し気軽に履けたら」
そんなトリッカーズをお持ちなら、サイドジップ加工も選択肢のひとつです。
宅配でもサイドジップ加工をご相談いただけます
名古屋までご来店が難しい方は、宅配修理でもご相談いただけます。
いきなり靴を発送する必要はありません。
まずはLINEから、靴全体・左右側面・履き口まわりが分かる写真をお送りください。
- LINEでトリッカーズの写真を送る
- 「サイドジップ加工希望」と伝える
- 写真から加工可否・費用・納期の目安を確認
- 内容を確認してから靴を発送
- 到着後に現物を確認
- 加工完了後、ご自宅へ返送
写真だけでは革の厚みや内部の構造まですべて確認できないため、写真でのお見積りは現物確認前の概算です。
靴が到着したあとに、写真では確認できなかった点が見つかり、加工方法や料金の変更が必要になった場合は、作業前にご連絡します。
サイドジップ加工の詳しい仕様はこちら
オープン・クローズドの違いや、選べるファスナーの色、他ブランドの加工例などは、サイドジップ加工の専用ページでもご案内しています。
サイドジップ加工の費用と仕様は、こちらにまとめています。
SIDE ZIP — BOOTS CUSTOMブーツのサイドジップ加工
レッドウィング、ドクターマーチン、ウエスコ/ホワイツなどに対応。靴紐をほどかずに脱ぎ履きできるようになり、毎日の一足がぐっと扱いやすくなります。モデル別の料金を一覧で掲載しています。
費用と仕様を見る → 写真を送るだけで概算をお返しします。LINEで相談するこの一足、直せます。
修理の可否・費用・納期のご相談は無料です。
「これって直りますか?」だけでもお気軽にどうぞ。
靴修理RADIAN 名古屋店
- ADDRESS
- 愛知県名古屋市中区大須1-16-33(大須観音駅 徒歩8分)
- OPEN
- 11:00 – 19:00 / 木曜定休
- TEL
- 052-253-5688

